2017年8月22日火曜日

「女性は長く働きやりがいを持って仕事をしたい」(トーマツイノベーション調査)

 トーマツ イノベーション株式会社は2016年の夏~秋にかけて、約7,500人を対象に行われた調査結果を明らかにしました。

調査から明らかになった重要な結果は
長く働きやりがいを持って仕事をしたい女性が多い傾向にあった。
・「できるだけ長く働き続けたい」と思っている比率は、女性75%、男性67%
女性が仕事をする上で重視していることは「大変でもやりがいがある仕事」がもっとも多い回答となっている。
男性が仕事をする上で重視していることは「給与アップや賞与アップ」、「見返りがある仕事」、「自分の仕事の評価を上げること」
 女性がやりがいを一番に挙げたのに対して、男性は給与や見返り、評価を大事にしていることがわかる。
 意欲もあり、長く働き続けたいと思う女性に、実際長く働いてもらえるようにすることが、企業にとってプラスになると考えられる。
②「実際の状況について感じていることには男女差がある」という点
・「仕事の割り振りや評価の状況について、男性の方が優遇されている」と感じている割合は、男性31%、女性45%と、男女の認識の差が明らかになった。
・「自分のキャリアを引き上げてくれる上司がいる」と感じているかどうかについて、「当てはまらない」と「あまり当てはまらない」を合わせた割合は、女性29.3%、男性22.3%。
・昇進意欲を持っている割合についても、男性57%、女性48%と差が出ている。
③「女性社員の比率」と「業績が上がっているかどうか」には相関関係がある
女性社員比率1割未満の組織において、業績が上向きであると回答した割合は10.1%
女性社員比率1割の組織で18.9%
比率2割の組織で28.5%
比率3割以上の組織では42.2%となっている。
この結果から女性社員比率の多い組織の方が、業績が良いようである。

以上のことから、「女性が長くやりがいを持って働き続けるために、組織的な対策が必要」といえるのではないか。

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